セラピーで最も重要な概念は、
『死生観』ではないかと考えます。
〝死〟とは、産声をあげたならば
必ず経験しなければならないもの。
これは絶対宿命。
「どうせ死んでしまうのだから・・・」と
悲観的に〝死〟を捉えるのが『死生観』ではありません。
誰もが、いずれは経験するごく自然なもの。
人生の時間は無限ではなく、有限であるということを受け入れる。
これが『死生観』の第一ステップ。
そして限りある人生の時間を
最大納得する〝カタチ〟で重ねていく。
これが第二ステップとなります。
ポイントは、
自分自身が納得するかどうか。
他ではない、自分の人生だからです。
1秒を60個集めれば、1分。
1分を60個集めれば、1時間。
1時間を24個集めれば、1日。
1日を7個集めれば、1週間。
1週間を4個集めれば、1ヶ月に。
1ヶ月を12個集めれば、1年。
1年を10個集めれば、10年。
10年を10個集めれば、100年。つまり一生。
つまり、人生とは1分1秒の積み重ね。
一瞬一瞬を納得して過ごし、そしてその状態を継続できれば
人生の〝フィナーレ〟を迎える時に
「いい人生だった」と、満足できるのではないでしょうか。
なぜ、今この状況があるのか? なぜ、体の不調があるのか? なぜ、心の葛藤があるのか? なぜ、この両親のもとに生まれてきたのか?
全てには意味があります。
『人生脚本』によって、目の前にある現実の〝意味〟を解き明かし
理解し受け入れていくことで、人生を〝真に生きる〟ことが出来るでしょう。